これから挙げる本以上の本は今後、私の前に現れそうもないから、我が半生の読書における総括となるだろう。思いつくままに挙げてみよう。
・『3ポンドの宇宙・脳と心の迷路』(J.フーバー他、白揚社)
・『ホロン革命』(A.ケストラー、工作社)
・芥川龍之介全集(筑摩書房)
・『コンピューター・カオス・フラクタル』(C.A.ピックオーバー、白揚社)
・『わが人生の時の時』(石原慎太郎、新潮社)
・『インド夜想曲』(A.タブツキ、白水ブックス)
・『成語林』(旺文社)
・『能の表現・その逆説の美学』(増田正造、中公新書)
・『無限の果てに何があるか』(足立恒夫、知恵の森文庫)
・『推計学のすすめ』(佐藤信、ブルーバックス)
もうこれで10冊になってしまった。実は未だ未だ有る。
私は蔵書家では決してない。そして、今までコトあるごとに私は本を捨ててきた。捨てなければよかったと今更悔やむ本も多々ある。
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本を捨てるとき或る痛みを私は感じたものだ。
しかし本を捨てるという行為で、其の時私は私の心の平衡を保ったものだ。本は他の物とは違うからだ。
今度、私が本を捨てるときは、たぶん、或る意味で私を捨てるときになるだろう。