雑感
2014年8月12日火曜日
夢幻能の発想について
・死から見た生の展望
能は「夢幻能」と今日呼ばれている手法を完成することによって、人間の情念の永遠性をうたいあげることに成功し、トータルな人間の一生を、あるいは運命そのものを収めうる視野を獲得した。一種の位相転換による情念の抽象化、集約化の成功である。
何百年もあとの死の自転から生をふりかえるとき、生の時間は極度に圧縮され、凝固し、光芒を放ってきらめく。無常というフィルターを通すことによるこの実在の把握は、能の価値の根本をなすものである。
なんと新鮮な発想だろう!!!
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