以下の話も、真冬の、或る寒い日のことであった。
『心の灯の会』の定例日に、指定されていた都内にある無料の小さな集会所に私は出かけた。そしたら、H 君が一人、先に来ていた。
後日、H 君が私に語ったことだが、仮に私の名前を B とすると、彼、曰くーーー
『 B 君は下駄を履いて来たね。オレは、それが気に入った。』と。
今でも、彼がそう言ったことを覚えている。
しかし、その頃 (昭和40年頃)、果たして、私が下駄を履いていたとは思われない。
確かに私は『下駄ばき』が好きではある。
だが私が小学生の頃なら、ともかく、『詩の会』に下駄をはいて行ったとは合点がいかない。
たぶん私の何かの勘違いなのだろう。
***
今回の話の本題は下駄ではない。
その日の定例で、私は確か『苦汁』というシロモノの自作の「詩」を披露した。
その日、出席していた人は、私と、H 君と、主催者の N さんと、後日、私の家内になった人と、他の数名の人たちだったと思う。
私の『苦汁』なるシロモノは以下のように始まっていた。
-----------------------------
きょうの おかずは 貝の汁です・・・・・
----------------------------
それを聞いた H 君は言ったものだ。
『 B 君、それでは、昼飯か夕飯が分からんじゃあないか 』
そのとき、私はナルホドと思ったものだ。
***
後日の話になるが、家内・・・家内も其の『心の灯の会』の常連の一人だった・・・が此の話になると言ったものだ。
『 H さんは、小説家の器じゃあ、ないわね』 と。
H 君は、将来、小説家になるんだと、みんなに公言していた。
果たして、家内の H 君への評価が、正鵠を得ていたのかどうかは私には判断はできない。
ただ、現在でも、H 君の青雲の志が達成されたという話は私は聞いていない。
『心の灯の会』の定例日に、指定されていた都内にある無料の小さな集会所に私は出かけた。そしたら、H 君が一人、先に来ていた。
後日、H 君が私に語ったことだが、仮に私の名前を B とすると、彼、曰くーーー
『 B 君は下駄を履いて来たね。オレは、それが気に入った。』と。
今でも、彼がそう言ったことを覚えている。
しかし、その頃 (昭和40年頃)、果たして、私が下駄を履いていたとは思われない。
確かに私は『下駄ばき』が好きではある。
だが私が小学生の頃なら、ともかく、『詩の会』に下駄をはいて行ったとは合点がいかない。
たぶん私の何かの勘違いなのだろう。
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今回の話の本題は下駄ではない。
その日の定例で、私は確か『苦汁』というシロモノの自作の「詩」を披露した。
その日、出席していた人は、私と、H 君と、主催者の N さんと、後日、私の家内になった人と、他の数名の人たちだったと思う。
私の『苦汁』なるシロモノは以下のように始まっていた。
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きょうの おかずは 貝の汁です・・・・・
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それを聞いた H 君は言ったものだ。
『 B 君、それでは、昼飯か夕飯が分からんじゃあないか 』
そのとき、私はナルホドと思ったものだ。
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後日の話になるが、家内・・・家内も其の『心の灯の会』の常連の一人だった・・・が此の話になると言ったものだ。
『 H さんは、小説家の器じゃあ、ないわね』 と。
H 君は、将来、小説家になるんだと、みんなに公言していた。
果たして、家内の H 君への評価が、正鵠を得ていたのかどうかは私には判断はできない。
ただ、現在でも、H 君の青雲の志が達成されたという話は私は聞いていない。