2016年7月20日水曜日

『心の灯の会』のこと。(その6)

以下の話は私が大学・学部を卒業し、井之頭公園の近くの、「はな」さんの自宅に下宿していた頃の話である。

「はな」さんについては先の記事『井之頭公園の思い出 (その4)』 に書いた。

その頃も私は『心の灯の会』には出席していた。

私が「はな」さん宅に下宿していた部屋は、相変わらず、3畳の部屋だった。

その部屋には大きめの窓があった。その窓は両側に開くようにできていて、鍵をかけることもできた。私は出勤するときは、一応、鍵はかけていた。

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たしか或る日曜日だったと記憶しているが、私は其の日、外出していた。

『心の灯の会』の会合は其の日はなかった。私の部屋の窓の鍵は、かけずに外出した。

その私の留守のとき、H君が私の下宿先を訪れたのである。

事前に、訪れることを私に知らせておいてくれれば、私は外出せず彼を待っていたのだが、何の連絡もなかった。

日曜日だから、彼は、私が、当然、私の下宿に居ると思っていたらしい。

ところが私の下宿に来てみると、誰もいない。「はな」さんも外出していた。

彼は私の部屋を知っていた。

彼は戸惑ったあげく、私の部屋の窓の鍵が、かかっていないことを幸いにして、窓をあけて私の部屋に土足で侵入した !!

別に、何かを盗むつもりでは当然ない。

そのうち私が帰ってくるだろうと数時間、私の部屋に居たそうである。 しかし、待ちくたびれて、また窓から抜け出したそうであった。

***
この件が運悪く、「はな」さんにバレた。

独身の「はな」さん宅の近くに、「はな」さんの近親者が住んでいた。どうも、そのあたりから、H君の「侵入」がバレたようだった。

当然ながら、あの役所勤め一筋の温和にして生真面目な「はな」さんは怒った。

『泥棒が私の部屋から侵入した』と言うのである。私は事情を説明はした。

しかし、はな」さんは、「はな」さんの近親者と相談した結果、警察沙汰にはしないことにしたそうである。

そして「はな」さんは私を、こんこんと諭した。

『今回の件は許してあげる。二度と、そんなことをしないようにしなさい』と。

私は謝るしかなかった。

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しかし、実は、後日、再び、私は「はな」さんを怒らせる、どころか、「はな」さんを泣かせてしまうのである。

その件については、かなり私のプライバシーに関ることになるので此の日記に書くかどうか分からない。

いずれにせよ、私は「はな」さん宅から追い出されなかったのは幸いであった。