いろいろな猫のこと(その4)
私ども夫婦が出会った、その他の猫も、思い出すままに、簡単に記しておこう。
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3.『二代目どんべえ』のこと。
この猫は、家内が、彼女の友人から子猫を貰ってきた。
我が家には、ふさわしくない、ペルシャ猫の血が入っていたとか、いないとか、私は、よく分からないのだが、ともかく「頭の良い」猫だった。
木を登るのは、どの猫も簡単にやるだろうが、この猫は木から降りるとき、昇ったときの状態で、簡単にスルスルと降りてきた。そんなことは、他の動物・・・例えば猿など・・・は日常茶飯事だろうが、少なくとも私は猫では見たことはない。
それよりも、なによりも、この猫は、部屋のドアに跳び乗って、ドアを開けてしまうのだった。これには私は驚いた。
飼い主である私は「ダメ人間」だが、この猫が、もし人間だったら、大物になったかも知れない。猫にしておくには勿体なかった。出来得ることなら、私と代わってやりたかった。
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4.『クロ』のこと。
実は、この猫も子猫のときから我が家に同居していた。野良猫には間違いがないが、如何にして我が家に同居するようになったか私の記憶から抜け落ちている。
毛並が黒いから、『クロ』と名付けたのだが、私が『黒いからクロとは安易な名前だな』と言って、からかうと、家内が必ず、『そんなこと、ないわよ』と「反論・弁護」したものだった。してみるとしてみると此の小猫は、家内が何処からか貰ってきたのだろう。
この猫は頗る、というより、異常なほど、おとなしい猫だった。いつも、オドオドしていた。鳴き声も成長してからも、ニャ・ニャと小さな声で鳴くような猫だった。
ともかく、家の中で、居るのか居ないのか分からない 「影の薄い」 猫だった。しかし家内は此の猫を、かわいがった。
或る日のことだ。いつものように、家の片隅に遠慮がちにいる『クロ』に、家内が此の猫に餌をやろうと行ってみたら、血を吐いて死んでいた。
かかりつけの動物病院の先生によると、なにか、近くの畑の農薬でも食ったのだろう、とのことだった。