今や、煙管 (きせる) と言っても分かる人は少なくなったと思われる。
芥川龍之介に 『煙管』 という面白い短篇がある。
今回は、その話ではない。
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現在のJRを国鉄と言った頃の話だ。
その頃、鉄道に、薩摩守 (さつまのかみ) という、言わば隠語があった。
これも、今や、ご存知の方は少なくなっただろう。
薩摩守(さつまのかみ)とは・・・
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少し落語めくが、「ただのり」 つまり無賃金で汽車に乗ることである。
ご存知、平家物語に、有名な 『忠度(ただのり)都落』 の哀話がある。
高校あたりの古文に、よく掲載されているアレだ。
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薩摩守忠度は、いづくよりや帰られたりけん・・・
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さざ浪や志賀の都は荒れにしを昔ながらの山桜かな
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よい歌だと私は思う。