2016年8月20日土曜日

『弦楽四重奏:アメリカ』(ドボルザーク)の思い出

私が大学生の頃の下宿・・・
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・・・では、電気炬燵さえ無いことは、以前の記事に書いた。
しかし、実はラジオだけはあった。そのラジオは確か、FM放送は聞けるには聞けたが、モノラルでしか聞けなかった。
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昭和42~44年頃のことだが、今でも覚えているが、その下宿の他の部屋の学生が、『ベートーベンの交響曲第5番』をラジオで放送するということを、どこからか知らされて、跳んで帰ってきた。 以下は、そんな時代の話である。
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だいたい私は其の頃は、暇なときには、狭い3畳の部屋で寝ころがってラジオを聞いていた。FMのモノラル放送を聞いていたものだった。
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なんという番組か忘れてしまったが、リクエストされた音楽を放送する番組だった。
何気なく聞いていたら、『弦楽四重奏:アメリカ』(ドボルザーク)をリクエストした人がいた。私は其の頃、この曲を知らなかった。
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この曲をリクエストした人は、何処かの病院で入院している青年だということを知らされたとき、私は、なんとなく其の人を想ったものだった。
勿論、私は全く知らない人だったが、そのとき、その人に或る種の「懐かしみ」を感じたことを私は今でも覚えている。
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爾来、私はドボルザークの『弦楽四重奏:アメリカ』を聴くたびに、見知らぬ其の人のコトをも想うようになった。